渋谷健康長寿財団は、経済レポートに月1回市民健康啓発事業の一環として、大田浩右が長年の臨床経験から得た豊富な知識に基づいた養生訓、健康情報です。このトホーニヤ通信は子供の成長なしに社会の成長なし。子供の健康養生訓を積極的に発信しています。また、大人の健康なしに産業の成長なし。働き盛りの壮年層の健康養生訓、そして老人の健康は社会の負担を減らす。サルコペニアやフレイル、さらには認知症の予防など、高齢層の健康養生訓を発信しています。
2025年2月20日 経済リポート トホーニヤ通信11
2025年1月20日 経済リポート トホーニヤ通信10
2024年12月20日 経済リポート トホーニヤ通信09
2024年11月20日 経済レポート トホーニヤ通信08
2024年10月20日 経済リポート トホーニヤ通信07
2024年9月20日 経済リポート トホーニヤ通信06
2024年8月20日 経済リポート トホーニヤ通信05
2024年7月20日 経済リポート トホーニヤ通信004
2024年6月20日 経済リポート トホーニヤ通信003
2024年5月20日 経済リポート トホーニヤ通信002
2024年4月20日 経済リポート トホーニヤ通信001
2024年3月23日 通信
2023年5月30日 通信
2023年3月18日 通信
2023年2月16日 通信
2013年11月23日「ふえる脳過敏症」を出版。さらに内容を充実させ、医師や医療関係者向けに、引用文献や参考文献を刷新し、2015年3月1日「慢性愁訴の治療革命 脳過敏症」を出版。さらに英語版「Cephalic hypersensitivity syndorome:A revolutionary approach to healing chronic illness syndrome」をWeb公開した。
元は耳鼻科のめまい、元は神経内科のめまい、元は脳神経外科のめまいであったが、安易に、的外れの薬に頼り、ストレスと不規則生活を続けた結果、めまいの中身は変容化し、固定化し、難治性になったのです。この変容化、固定化を、専門用語では、神経可塑性と言います。
耳鼻科のめまいの治療
大部分は、良性発作性頭位眩暈症です。このめまいに薬物治療の必要性はありません。三半規管に迷入した耳石の破片は、多くは自然吸収されます。治療は、まずめまい体操、次は、積極的なウォーキング、又は、ジョギングです。
神経内科のめまいの治療
内耳性片頭痛、前庭神経炎、頚性めまい、てんかん性めまいなどです。最も頻度の高いのは内耳性片頭痛です。神経内科を受診するめまいの患者さんの大半を占めます。治療は、片頭痛の治療を行います。
脳神経外科のめまいの治療
聴神経腫瘍、小脳橋角部腫瘍、頸動脈椎骨動脈循環不全、鎖骨下動脈狭窄などです。腫瘍を摘出、ガンマ-ナイフ、又は、カテーテルによる血管内治療などです。
メニエール病は幻の病気
メニエール病って本当にあるの!! 。めまい診療をしている臨床の医師達は、素朴な疑問を持っています。私もその一人です。幻の病気という理由は、2011年に発表された「メニエール病診断ガイドライン2011年度版」をはじめ、厚労省とメニエール病研究班の間違った誘導によるところが大きいと思います。国と学会を挙げて推奨してきたこのガイドラインは、日本医師会の日本醫亊新報No4623(2012年12月1日発行)により、医師会員に周知されました。第28回日本めまい平衡医学会では、2011年7月7日~9日に医師講習会を開催し、医師の生涯教育に取り組みました。このように、厚労省、日本医師会、専門医学会はそろって、メニエール病ありきの前提で、全国の医師に対し、メニエール病診断の啓発活動を行ってきました。ここまでされると、純朴な医師達はメニエール病ってやはりあるんだと、思ったに違いありません。現実に、めまいと言えばメニエール病の診断名が巷に氾濫したのです。
しかし、現在の診断治療では、現実には難治性めまいは治っていません。この事実を、厚労省と学会はどう理解し、国民に説明するのでしょうか。難治のめまいに苦しむ患者さんは、怨嗟の声を上げるだけで救われていません。
間違いの発端は、1974年、当時の厚生省特定疾患メニエール病調査研究班の偏った誘導に起因するところが大きいのです。以来、2008年厚生労働省難治性疾患克服研究事業 前庭機能異常に関する調査研究班に至るまで、一貫して非を認めて修正することなく、前庭内リンパ水腫を起因とするメニエール病にこだわってきました。当時の研究班の一員である高橋正紘博士は、研究班の誤誘導誤判断を指摘し続けましたが、受け入れられることはありませんでした。自ら、横浜にめまいメニエール病センターを開設し、独自の研究治療を続けられ、治療成績を上げておられます。
効かない治療
メニエール病の治療として、内リンパ嚢開放術、前庭神経切除術、超音波による内耳破壊術など、いずれもその効果は疑問視されており、良識ある耳鼻科医は、このような無謀な手術はしません。マウスに作られた動物実験的内リンパ水腫は、人間には適用されませんでした。その証拠に、内リンパ水腫を軽減させる目的で処方されるイソソルビド(1968年)が効いたという話はありません。美味しくもない水薬を飲まされた患者さんは、いい迷惑です。脳血管を拡張するというメリスロン(1969年)、セファドール(1974年)、めまい神経である前庭神経に効くというメチコバール(1984年)、脳循環、脳代謝を改善するというアデホスコーワ(1972年)など、効いたという患者さんの証言はどこにもありません。めまい発作は、繰り返し増悪するので、自己免疫疾患を疑い、ステロイド治療を行う医師さえいます。しかし、ステロイドは根本的治療ではないため、一過性の効果しかありません。一時期流行したストレプトマイシン中耳腔注入治療の効果は全くありません。さすがに最近は聞きません。
治療 三本の矢
難治性めまいを治すには、生活習慣の改善、考え方の改善、そしてお薬の三位一体治療が必要、かつ大切なのです。
治療は大切な問診から始まります
難治性のめまいで苦しんでいる患者さんの生活習慣、性格、考えなど、具体的に把握することは、とても大切です。
生活習慣の問診票
何時に消灯、就寝しているか、何時に起床するか、運動の習慣はあるか、ウォーキングをしているか、三度の食事は規則正しく摂取しているか、便秘や下痢はないか。
めまい問診票
睡眠問診票 起床時の熟眠感、日中の眠気、日中の気分など。